ハーブについて
香りが届く、特別な場所
香りは、五感の中でも少し特別です。見る、触れる、味わう——これらは一度脳に届いてから「良いか悪いか」が判断されますが、香りだけは違います。嗅いだ瞬間、大脳の奥にある感情を司る場所へ直接届き、良し悪しを感じ取ります。だからこそ、香りは理屈より先に心を動かすのだと思います。
ハーブには、この香りに加えて豊富な薬理成分が含まれています。土と日光を浴びながら、自然の中でたくましく育つ力。メディカルハーブとは、そんな香りある植物を暮らしに役立てる知恵のことです。
ハーブとの出会い
2020年、緊急事態宣言をきっかけに、思いがけず長い休みができました。ちょうど庭の外構工事をすることになり、コンクリートで固めず、少し土のまま残してほしいと夫に頼んだのが始まりです。
隣の畑では姑が花や野菜を育てていたので、同じものではなく違うものをと選んだのがハーブでした。最初はホワイトセージの栽培に挑戦しましたが、思うようにいかず、これはきちんと学ぼうと日本メディカルハーブ協会の講座を受講。1回目の試験は不合格でしたが、学び直して合格しました。
その後、姑の畑を猪が荒らすことがあり、調べてみるとレモングラスの香りを苦手とすることがわかりました。畑に通せんぼのように植えてみると、効果はてきめん。ところが今度は育ちすぎてしまい、収穫したレモングラスを手遊びのように編んでいるうちに、しめ縄のような形になったのが、今のワークショップの始まりです。
